フジテレビ系「水曜10時枠」の菅田将暉さん主演ドラマ「もしがく」こと「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」原作ネタバレとは?
「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」原作とあらすじネタバレや脚本家、超豪華なキャスト俳優女優などについてご紹介します。元ネタは三谷幸喜の若い頃?
「もしがく」こと「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」原作ネタバレや脚本家は?
原作ネタバレと脚本家
「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」は脚本家、三谷幸喜さんによる完全オリジナルで、原作はありません。
安定した経済成長期からバブルへの移行期にあたる1984年。渋谷は若者文化の中心地として活気づいていいました。
スマホもない時代。若者たちはいつも前を向き、キラキラしていた時代です。
そんな渋谷の片隅で、苦悩や挫折、恋愛模様などを繰り広げる若者たちを、三谷ワールド全開で描いた作品です。
主演は菅田将暉さん、若いころの三谷幸喜さんを神木隆之介さん、ほかにも二階堂ふみさん、浜辺美波さん、小林薫さん、菊地凛子さんなど、超豪華なキャストたちが登場します。
以下の記事では、主人公のモデルについてご紹介しています。
久部三成のモデルは誰?実話?【もしもこの世が舞台なら楽屋はどこにあるのだろう】
作品に登場する人物の名前は、シェイクスピアの作品から名付けたそうです。
久部(菅田将暉)はマクベス、倖田リカ(二階堂ふみ)はコーデリアから。
仮歯(ひょうろく)はキャリバンという怪物なんだそうです(笑)
三谷幸喜とは
「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」脚本家は三谷幸喜さん。
まずは「面白さは保証します。」と語ったコメントをどうぞ。
これといった理由もなく、民放の連続ドラマから離れてずいぶん月日が流れました。そんな僕と仕事がしたいと言ってくれた勇敢な若手プロデューサーさんとの出会いがあり、この度25年ぶりに、フジテレビのゴールデン・プライムタイムに帰って参りました。
プレッシャーはたいして感じておりません。悩んだところで、自分に書けるものは高が知れていますから。
書きたいものを書く。描けるものを描く。僕より下の世代の力のある脚本家さんが沢山いる中で、自分にしか書けないものって何だろう。
そもそも今の若者の生態を描くなんて僕には無理な話。辿り着いたのが、自分の青春時代を描くということ。それなら僕以上に上手く書ける人はいないはず。当たり前ですが。
1984年。当時僕は駆け出しの放送作家。バラエティ番組の構成をしながら、芸人さんのコントの台本を書いていました。
あの頃、自分には永遠の未来があるように思っていた。人生には無数の選択肢があると信じていたし、溢れるほどの希望に満ちていた。どうしてあそこまで前向きでいられたのだろう。
それが若さだと言われればそうかもしれない。でもそれだけではない。
あの頃は僕だけではなく、時代が、この国そのものが、パワーと明るさに充ち満ちていた。みんなで、足並みを揃えて坂を登っていくそんな空気が、80年代の日本には確実にあった。
あの時代そのものを描いてみようと思いました。誰もが夢に向かってがむしゃらに生きていたあの時代を。
そんなドラマを書くことが出来たら、どんなにステキだろうか。どこまでも不安定な今の時代、不安を抱えて生きる人々へのエールや励ましになるのではないか、そんな気がしたんです。
と、大風呂敷を広げてみましたが、実際出来上がった台本は、限定された場所と時間と人物による、かなりこじんまりした感じになっています。皆さん、どうかびっくりしないで下さい。結局僕が書くとそうなってしまうんですね。
つまりはどこを取っても、僕にしか書けないドラマだということ。
面白さは保証します。
引用元 公式サイト
三谷幸喜プロフィール
名前 三谷幸喜(みたに・こうき)
生年月日 1961年7月8日
出身地 東京都
引用元 シス・カンパニー
三谷幸喜さんは現在64歳。東京都世田谷区出身です。
両親は福岡出身で、父親は数店舗のクラブを経営し、裕福な家に生まれましたが、父親は三谷幸喜さんが10歳のときに亡くなりました。
息子が落ち込んでいるのでは・・・と思った母親が、三谷幸喜さんがファンだったチャップリンのスイスの家まで連れて行ってくれたそうです。
一般家庭とはスケールの違う家ですね~。
日本大学藝術学部演劇学科卒業。
1995年に女優の小林聡美さんと結婚しますが2011年に離婚。
2013年に19歳年下の元女優、yumaさんとご結婚され、第一子が誕生しています。
主題歌
「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」主題歌はYOASOBI書き下ろし『もしがく』です。
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ドラマ作品と真摯に向き合い、“この世界は舞台であって、人間はみんな役者である”というテーマを軸に紡がれた楽曲となっています。
10月1日に結成6年を迎えるYOASOBIにとって初の試みとなる、コンポーザー・Ayaseのボーカル参加も実現。
YOASOBIの“いま”を詰め込んだ、新たな挑戦にして特別な楽曲に仕上がっています。
さらに、YOASOBIが連続ドラマへ楽曲提供するのは今回が初。
なお、「劇上」の音源は10月1日の初回放送内で初公開されます!
コメント
音楽という形でこの作品に携わらせていただき大変光栄に思っております。楽曲を制作しながらワクワクして、このドラマがどんな仕上がりになっているのか私たちも楽しみにしています。
この『劇上』は三谷さんがお書きになった自伝の小説が原作になっています。全力でドラマにお力添えできるように頑張ろう、という意気込みで作らせていただきました。事前に台本を何度も読ませていただきましたし、レコーディングも何回も録りました。何回もミックスチェックし、歌詞も何度も書き直しました。そして、“この世界は舞台であって、人間はみんな役者である”というシェイクスピアの思想とも向き合い、いろいろと思考を巡らせて難航もしましたが、今のYOASOBIに出せるアンサーを最終的に出すことができて満足しています。ドラマと一緒に楽しんでいただけたらうれしいです。
引用元 リアルサウンド
元ネタは三谷幸喜の若い頃?ドラマで描かれる三谷幸喜の20代~30代
元ネタは三谷幸喜の若い頃?
三谷幸喜さんがモチーフの神木隆之介さんが演じる放送作家が登場するということで、元ネタは、三谷幸喜さんの若い頃とのことです。
以下、取材で三谷さんがお話しされていた内容です。
今の自分にしか書けないものを考えたときに、当時のことを書きたいなという思いが湧き上がったんです。僕は20代後半に、渋谷のストリップ劇場でバイトをしていたことがあって、ショーとショーの間にやっていたコントの台本を書いていました。その当時の彼の目線で、あの時代を書きたいな、と。
20代後半の三谷さんの若いころの下積み時代の渋谷での経験が描かれるようですね。
三谷幸喜の20代~30代
三谷幸喜さんは大学在学中の1983年、劇団「東京サンシャインボーイズ」を結成。役者としても活動されていました。
大学の3年後輩だった太田光さんは、三谷さんは日大のヒーローで大人気だった、と語っていましたが、三谷幸喜さんはそんな人気はなかった、と訂正されています(笑)
劇団と並行して放送作家としても活動。国民的テレビアニメ「サザエさん」にも脚本を手掛けています。
1986年からはコント山口君と竹田君の座付き作家となり、脚本を手掛けた1989年にフジテレビのコメディドラマ『やっぱり猫が好き』がスタートしました。
テレビドラマの脚本家として注目されてきた1990年代。
1993年にパルコプロデュース公演に参加され、その後も多くのヒット作を生み出しています。
この年に織田裕二さん主演『振り返れば奴がいる』で連ドラ初脚本を手掛けます。
ドラマの大ヒットにより、1994年に田村正和さん主演『古畑任三郎』がスタート。
ドラマは不朽の名作となり、東京サンシャインボーイズの劇団員、西村雅彦さんも一躍有名になりました。
その後も『王様のレストラン』『竜馬におまかせ!』『総理と呼ばないで』『今夜、宇宙の片隅で』など多くの連ドラをヒットさせています。
劇団「東京サンシャインボーイズ」の人気も高まり、チケットが取れない劇団に。
ですが東京サンシャインボーイズは1994年、30年間の充電期間に入りました。
1994年にはNHK-FMにラジオドラマ『笑の大学』を書き下ろし、1996年には二人芝居として舞台化。
この作品は高い評価を受け、ロシア語や英語などにも翻訳され海外でも上演されたほか、2004年には映画化もされました。
1997年に『ラヂオの時間』にて映画監督デビューされ、多くの賞を受賞しています。
三谷幸喜さんは20代から30代にかけ、何者でもなかった若者が、大ヒットの映画やドラマを生み出した脚本家になりました。
そんな時代がドラマで描かれることでしょう。
三谷幸喜の作風
子どものころからテレビ狂で映画マニア。さらには歴史マニアである三谷幸喜さんは、ミステリ作品マニアでもあります。
そんな三谷幸喜さんの作品は基本的に喜劇。常に新しいことにチャレンジされています。
理詰めでち密に練り上げたストーリー。人間描写でもキャストをいつも魅力的に仕上げています。
これはいつも役者への当て書きをされているから。
三谷幸喜さんには「三谷チーム」と呼ばれる、作品に多く登場する俳優たちがいます。
西村雅彦さんを筆頭に相島一之さん、梶原善さん、甲本雅裕さん、近藤芳正さん、あめくみちこさんなどなど。
魅力的な登場人物たちにより、三谷幸喜さんはみんなで困難を乗り越える、という物語などを多く作り出してきました。
三谷幸喜脚本の主な作品
テレビドラマ
やっぱり猫が好きシリーズ
振り返れば奴がいる
古畑任三郎シリーズ
王様のレストラン
竜馬におまかせ!
総理と呼ばないで
合い言葉は勇気
大河ドラマ「新選組!」
わが家の歴史
ステキな隠し撮り〜完全無欠のコンシェルジュ〜
勝呂武尊シリーズ
大河ドラマ「真田丸」
風雲児たち~蘭学革命(れぼりゅうし)篇~
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」
大河ドラマは実に3作品も手掛けた三谷幸喜さん。次は朝ドラに期待したいですね。
「勝呂武尊シリーズ」は野村萬斎さんを主演に、アガサクリスティー作品を三谷幸喜さん風にリメイクしたシリーズでした。
今朝発表になりました、SPドラマ『黒井戸殺し』の公式アカウントです!アガサ・クリスティー×三谷幸喜第2弾!フジテレビ系列にて4月放送予定です。短い間ですが、色々な情報をお届けしていきたいと思います。よろしくお願いします!#黒井戸殺し #三谷幸喜 #野村萬斎 #大泉洋 pic.twitter.com/RwAjchGlxV
— 【公式】3月6日(土)よる9時~!ドラマ『死との約束』三谷幸喜×アガサ・クリスティ シリーズ第三弾! (@shitonoyakusoku) February 14, 2018
「ステキな隠し撮り〜完全無欠のコンシェルジュ〜」は深津絵里さん主演で、コンシェルジュの主人公が、無理難題を行ってくる泊り客に翻弄される姿を描いたドタバタ劇。
「わが家の歴史」は柴咲コウさん主演の家族をテーマにしたホームドラマでした。
映画
ラヂオの時間
みんなのいえ
THE 有頂天ホテル
ザ・マジックアワー
ステキな金縛り
清須会議
ギャラクシー街道
記憶にございません!
スミオの話をしよう
おい、太宰 劇場版
どれも三谷幸喜さんの脚本・監督作品です。
「おい、太宰 劇場版」はワンショットフィルムで、「完全ワンシーンワンカットドラマ」です。
構成作家役の田中圭さんが、敬愛する太宰治が初めて心中を図ろうとしている、八里ガ浜にタイムスリップする、というストーリー。
お待たせいたしました。「三谷幸喜『おい、太宰』劇場版』」今週末9月13日(土)より公開スタートです。三谷幸喜さん、田中圭さん、小池栄子さん、宮澤エマさんによる副音声オーディオコメンタリーを専用アプリとイヤホンでお楽しみいただけます。ぜひこの機会に! pic.twitter.com/DYMBfUoCS6
— シネマ尾道公式 (@onomichieigakan) September 11, 2025
長澤まさみさん主演「スオミの話をしよう」は、何度も離婚を繰り返す、主人公で謎の女、スミオによる珍騒動を描いた作品です。
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「記憶にございません!」は中井貴一さん主演。
記憶喪失になった、総理大臣の主人公の奮闘を描いた作品でした。
🎙️twitter担当副大臣より
📢本日5月12日は「看護の日」「国際ナースデー」「ナイチンゲールの日」であります🚑🏥医療従事の方々🥼🩺へ感謝しつつ🙏おウチで過ごすべきなのであります😷#記憶にございません#三谷幸喜 #中井貴一 #ディーン・フジオカ #石田ゆり子 #草刈正雄 #佐藤浩市 pic.twitter.com/btHxmr4d4M— 映画『記憶にございません!』 (@kiokunashimovie) May 12, 2020
ほかに舞台の脚本も多く手掛けています。
トークも面白い三谷幸喜さん。「情報7daysニュースキャスター」でMCを務め、番組を盛り上げています。
今夜の #Nキャス は
▼ #松本潤 さん再び生出演▼病院経営難の実態 解決策は▼俳優 清水尋也容疑者を逮捕▼悠仁さま成年式▼台風15号静岡で突風被害▼ #津田健次郎 さん現地リポート #ヤンマガ USA密着#三谷幸喜 #安住紳一郎 #中川絵美里
※世界バレー中継のため放送時間変更となる可能性があります pic.twitter.com/Z7OvMtSUeD— 情報7daysニュースキャスター (@TBS_newscaster) September 6, 2025
もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろうあらすじネタバレ最終回まで!
1話あらすじネタバレ
昭和59年秋。
蜷川幸雄に憧れる演出家の卵、久部三成(菅田将暉)は、路頭に迷っていた。
彼のあまりの横暴ぶりに、劇団から追放されてしまったのだ。あてもなく彷徨う久部が迷い込んだのは、怪しいアーケード街だった。
ストリップ小屋のネオンが光るその商店街は、「八分坂」。渋谷駅から8分でたどり着くから八分坂と呼ばれているのだが、そのアーケードにはこう刻まれている。
“Pray speak what has happened(何があったか話してごらん)”
無料案内所のオババ(菊地凛子)に誘われて、久部はWS劇場の扉を開く…。
引用元 公式サイト
先程OAされました!
本編映像の30秒予告です✨#フジテレビ#もしがく pic.twitter.com/NePmMCkxu8— 水10ドラマ『もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう』【フジテレビ公式】 (@moshi_gaku) September 17, 2025
「どうなろうとも、時は過ぎる。どんなひどい日でも」——マクベス
昭和59年、バブル景気が東京を熱く包み込んでいた秋の渋谷。ネオンと流行、カルチャーが交差する街の片隅、小さな小劇場「ジョン・ジョン」で、劇団・天上天下は『クベ版 夏の夜の夢』を上演していた。しかし、その舞台は崩壊寸前だった。
奇抜で難解な演出を手がけた久部三成(菅田将暉)は、憧れの蜷川幸雄に近づこうともがくあまり、観客の心を置き去りにした。最終的に舞台を最後まで観ていたのは、わずか5人。劇団員たちはついに堪忍袋の緒を切り、演出家としての久部を糾弾する。
「面白くないんだよ、あんたの芝居は」
その言葉に、久部は「面白さに価値を見出すな!」と激昂し、灰皿を投げつける寸前。共に劇団を立ち上げた黒崎(小澤雄太)とも罵り合い、久部は渋谷の夜の中へ飛び出した。
辿り着いたのは、八分坂——ネオンに照らされ、奇妙な静けさと熱を孕んだアーケード街。そこには、夢を諦めきれない者たち、誰にも気づかれず人生を横滑りする者たちが、まるで舞台裏のように息をひそめて生きていた。
ストリップ劇場「WS劇場」では、看板ダンサー・いざなぎダンカン(小池栄子)が魅惑のショーを披露していた。歓声こそ上がるものの、かつての熱狂はもはやなく、ダンカンの胸には不安が広がっていた。楽屋に戻った彼女は、ベテランのパトラ鈴木(アン ミカ)に静かに悩みを打ち明ける。
一方、同じ劇場で踊る毛脛モネ(秋元才加)は、小学1年生の息子・朝雄の姿が見えず、八分坂中を探し回っていた。
そんな中、向かいの古アパート「グローヴ荘」では、お笑いコンビ「コントオブキングス」がネタ合わせ中。若手放送作家・蓬莱省吾(神木隆之介)は新ネタを提案するが、ツッコミの彗星フォルモン(西村瑞樹)は即却下。だが、ボケの王子はるお(大水洋介)が本番でそのネタを使ってくれたことで、蓬莱の胸に小さな希望の火が灯る。
久部は、劇団スタッフのトンちゃん(富田望生)に追われながらもジャズ喫茶「テンペスト」に立ち寄り、店内でまたもや劇団への不満をぶちまける。しかし、店主の風呂須太郎(小林薫)に「静かにしろ」と言われ、店を追い出される羽目に。
行き場を失った久部は、「八分神社」で膝を抱えて鼻をすすっていた。そこで出会ったのは、漫画を読む深夜の小学生と、神社の巫女・江頭樹里(浜辺美波)。運試しに引いたおみくじは、なんと真っ白。「縁起がいいのか悪いのか?」と戸惑う久部に、樹里は「自分次第です」と突き放す。
その後、久部が立ち寄った八分坂の無料案内所では、得体の知れぬ老婆(菊地凛子)がスナック「ペログリーズ」を勧めてくる。さらに、「あなたは仕事を得て、仲間を得て、一国一城の主になる」と、まるで予言めいた言葉を口にするのだった。
一方、モネは交番へ行こうとするが、劇場の代役探しに苦戦。ダンカンの姿はどこにもなく、代わりにパトラが2度目のステージに立つことに。観客の反応は冷ややかで、「またパトラか」と不満の声が上がる。
その頃、ダンカンは照明スタッフのノーさんと八分神社にいた。風営法改正による厳しい規制に疲れた二人は、八分坂を離れ、沖縄で人生をやり直す決意を固めていた。それを見ていたのは、迷子の朝雄。ダンカンは朝雄に「誰にも言わないでね」と笑いかけ、姿を消す。
さらに混沌とする八分坂に、派手なロールスロイスが到着。降り立ったのはWS劇場のオーナー・ジェシー才賀(シルビア・グラブ)とマッチョな秘書・乱士郎(佳久創)。ポケットベルを得意げに披露するジェシーだったが、赤字経営の話になると表情は一変。「劇場を“ノーパンしゃぶしゃぶ”にする」と言い放ち、支配人の大門(野添義弘)は土下座で猶予を乞う。
そんな喧騒の中、久部はペログリーズを訪れ、そこにいたミステリアスな女性・倖田リカ(二階堂ふみ)に心を許し、劇団への不満を語り続ける。しかし、会計で告げられた金額は9万3600円。金がない久部は逃げ出そうとするが、捕まってしまう。
それを不憫に思ったリカは、支配人・大門に久部を許すよう頼み込むが却下される。ついにリカは、久部の命より大事な“バイブル”——シェイクスピア全集を一時的に預かることで支払いの猶予を取りつけてくれるのだった。
バイブルを人質に取られた久部は交番に駆け込み、ようやく朝雄の居場所に気づく。そして大瀬巡査(戸塚純貴)とともに八分神社へ向かい、朝雄を無事に保護する。
だが、バイブルは自分で取り戻すしかないと、久部は再びペログリーズに忍び込み、気づけばWS劇場の中へ。
その頃、ダンサー不在に陥った劇場では、リカが急遽ステージに立つことに。だが照明係が不在で、スポットライトは彼女の踊りに追いつかない。観客の視線が宙を彷徨う中、久部は「このままじゃ彼女の魅力が死ぬ」と感情を爆発させ、劇場の照明室へと走り出す。
手元に戻ってきたシェイクスピア全集を抱えたまま、久部はリカの動きに合わせてスポットライトを操る。ライトが彼女を追うたびに、舞台に魔法がかかる。舞台と観客、照明とダンス、そして久部自身の魂がひとつになった瞬間だった。
踊り終えたリカは、妖艶な笑みを浮かべる。その視線の先には、舞台への情熱を再び燃え上がらせた久部の姿があった。
渋谷の片隅、誰にも注目されない“舞台裏”で、生きることの矛盾と滑稽さ、そしてわずかな希望が灯り始めていた。
2話あらすじネタバレ
風営法の改正でストリップショーが厳しく規制されるようになり、2年前の熱狂が嘘のように寂れてしまったWS劇場。パトラ(アンミカ)が踊るショーの客席は閑散とし、まるで盛り上がらない。
久部三成(菅田将暉)はWS劇場の法被を着て、パトラのショーのピンスポを担当することになった。前夜、WS劇場の支配人・浅野大門(野添義弘)から「うちで働いてみないか」と誘われたのだ。
劇場スタッフの伴工作(野間口徹)に連れられ、久部はダンサーたちの楽屋を挨拶に訪れる。そこで久部はリカ(二階堂ふみ)と再会する。
「頑張ります!」と気を吐く久部に対し、リカは興味なさげに目をそらし…。
引用元:公式サイト
もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろうキャスト出演者の俳優・女優
久部三成(くべ・みつなり):菅田将暉
成功を夢見る劇団演出家。蜷川幸雄氏に憧れ、理想のシェイクスピア劇を作ろうと奮闘する。
コメント
三谷幸喜脚本。
『もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう』
舞台は、80年代の渋谷。
蜷川幸雄に憧れた演出家、クベを演じます。
演者として、また一つ大きな試練を三谷さんより頂きました。震え上がっています。演出家の役だからか、お芝居との向き合い方も新鮮な毎日でした。鼓舞されているような、怒られているような。
ただ間違いなく言えることは、みんなのお芝居を見ていて、とても楽しかった。その一点に、演者としてご褒美をもらったような気持ちになりました。物語の中心には、常に演劇があります。
作品と人の周りには、良くも悪くもアツい炎が沢山あります。その危うい情熱は、他人にとって光か闇か、はたまた身を焦がすだけなのか。
今、その情熱は、まだ存在しているのか。そもそも求められているのか。
僕はそんな絶滅危惧種のようなドラマに身を委ねられて、幸せです。この物語は、喜劇なのか、悲劇なのか。
是非、お楽しみに。
菅田は2009年に平成仮面ライダーシリーズ『仮面ライダーW』(テレビ朝日系)で主人公のひとり・フィリップ役で俳優デビュー。2013年公開の主演映画『共喰い』で第37回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。2014年公開の映画『そこのみにて光り輝く』では第24回日本映画批評家大賞助演男優賞、第29回高崎映画祭最優秀助演男優賞、第6回TAMA映画祭最優秀新進男優賞などを受賞し脚光を浴びる。ヤン・イクチュンとダブル主演を務めた映画『あゝ、荒野』(2017年)では第42回報知映画賞主演男優賞、第91回キネマ旬報ベスト・テン主演男優賞、第72回毎日映画コンクール男優主演賞、第41回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞など数々の賞を総ナメにした。その後の躍進は言うまでも無く、映画『帝一の國』(2017年)、ドラマ『3年A組-今から皆さんは、人質です-』(2019年、日本テレビ系)、映画『アルキメデスの大戦』(2019年)、『糸』(2020年)、『花束みたいな恋をした』(2021年)など数々の大ヒット作でその表現力が高く評価された。天然パーマがトレードマークの主人公・久能整を演じ、後に映画化された大ヒットドラマ『ミステリと言う勿れ』(2022年、フジテレビ系)で視聴者に大きな感動を与えたのも記憶に新しい。三谷が脚本を手がけた作品には『鎌倉殿の13人』(2022年、NHK)以来3年ぶり2度目。連ドラ主演は『ミステリと言う勿れ』(2022年)以来約3年半ぶりとなる。
倖田リカ(こうだ・りか):二階堂ふみ
WS劇場のダンサー。アーティスティックな雰囲気をまとう妖艶な女性
コメント
台本をめくるたびに、三谷さんが紡ぐ物語にワクワクしました。三谷さんの作品は、この世界に憧れを持ったきっかけでもあります。念願の現場に参加できたこと、座長・菅田くんと久しぶりに現場で再会できたこと、面白い先輩の皆様とご一緒できたこと、何から何まで楽しく、幸せな現場でした。放送をどうかお楽しみに!!
二階堂は2007年に俳優デビュー。視聴者、観客を惹(ひ)きつけてやまない天賦の才と、映画やドラマで培ってきた確かな表現力を兼ね備え、その活躍はとどまることを知らない。第26回高崎映画祭最優秀助演女優賞(『劇場版 神聖かまってちゃん ロックンロールは鳴り止まないっ』<2011年>)、第56回ブルーリボン賞最優秀助演女優賞(『脳男』<2013年>、『四十九日のレシピ』<2013年>他)、第48回報知映画賞助演女優賞(『月』<2023年>)、第97回キネマ旬報ベスト・テン助演女優賞(『月』<2023年>)など輝かしい受賞歴を誇り、出演作は文芸作品からエンターテインメント大作まで多岐にわたる。主な出演作として、大河ドラマ『西郷どん』(2018年、NHK)、主演映画『リバーズ・エッジ』(2018年)、主演映画『翔んで埼玉』シリーズ(2019年他)、連続テレビ小説『エール』(2020年、NHK)、『VIVANT』(2023年、TBS系)、『Eye Love You』(2024年、TBS系)などがある。フジ連ドラへの出演は主演ドラマ『ストロベリーナイト・サーガ』(2019年4月期)以来6年半ぶり。また、俳優活動のほか文筆活動や写真家としても精力的に活動しており、表現の幅はさらなる広がりを見せている。菅田とは映画『王様とボク』(2012年)やフォトブックなどで共演しており、三谷脚本作品には本作で初参加となる。
蓬莱省吾(ほうらい・しょうご):神木隆之介
新人の放送作家。ジャケットにネクタイ姿。“三谷青年”がモチーフになっている。
コメント
蓬莱省吾役をやらせていただきました。神木隆之介です。三谷さんが描く物語の中で生きることが出来てこの上なく幸せです。そして今まで共演させていただいた事のある皆様とまたご一緒することが出来て、これもまたこの上なく幸せです。幸せを感じながらいっぱいお勉強させていただきました。チーム一丸となり精一杯頑張りましたので、もしよかったら見て欲しいです。よろしくお願いいたします
神木は1995年に2歳でCMデビューして以来第一線で活躍を続け、今年でなんと芸能活動30周年!老若男女から愛される、令和代表の若きスター俳優の一人である。『涙をふいて』(2000年、フジテレビ系)、『Dr.コトー診療所』(2003年、フジテレビ系)、『あいくるしい』(2005年、TBS系)などの話題作に出演し、『探偵学園Q』シリーズ(2006・2007年、日本テレビ系)でドラマ初主演を果たした。近年は連続テレビ小説『らんまん』(2023年、NHK)で主人公の植物学者・槙野万太郎を演じ日本中を大きな感動で包み込んだことも記憶に新しい。さらに第96回アカデミー賞で邦画史上初の視覚効果賞を受賞した大ヒット映画『ゴジラ-1.0』(2023年)で主演、日曜劇場『海に眠るダイヤモンド』(2024年、TBS系)で現代パート(売れないホスト)、過去パート(炭鉱業の青年)の一人二役を好演するなど多岐にわたる作風で役柄を演じ分け、無二の存在感を知らしめた。フジ連ドラのレギュラー出演は主演ドラマ『刑事ゆがみ』(2017年10月期)以来8年ぶり(※1)。菅田とは『コントが始まる』(2021年、日本テレビ系)で共演しており、三谷脚本作品には本作で初参加となる。
(※1)『ビリオン×スクール』(2024年、フジテレビ系)では友情(ゲスト)出演。
江頭樹里(えがしら・じゅり)浜辺美波
渋谷にひっそりとたたずむ八分(はっぷん)神社の巫女(みこ)。
コメント
江頭樹里役を務めさせていただきました浜辺美波です。『もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう』、なんてわくわくさせてくれるタイトルなんだろうと感激したことを覚えています。脚本を読んでみてもその気持ちは続き、物語はもちろん、主人公を中心とした個性豊かな登場人物たちが果てしなく魅力的でした。正直なところ、どんなドラマとして完成しているのか出演させていただいていても想像ができません。皆さんにもそんな気持ちを同じように体験していただける作品になっているのではと思います。ぜひ放送をお見逃しなく。出演させていただき大変光栄でした
浜辺は2011年にショートムービー『アリと恋文』で主演し俳優デビュー。2015年放送のスペシャルドラマ『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』(フジテレビ系)でヒロインを好演し脚光を浴びる。2017年には住野よる氏のベストセラー小説を実写化した映画『君の膵臓をたべたい』で主演を務め空前の大ヒットを記録した。同作で第42回報知映画賞新人賞、第30回日刊スポーツ映画大賞新人賞、第41回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。その後も映画『シン・仮面ライダー』(2023年)、映画『ゴジラ-1.0』(2023年)、映画『アンダーニンジャ』(2025年)でヒロイン役を務めるなど話題作に立て続けに出演。神木が主演した連続テレビ小説『らんまん』(2023年、NHK)で主人公の妻を好演し、視聴者の心をわしづかみにした。来年放送予定の大河ドラマ『豊臣兄弟!』では寧々役で大河ドラマ初出演を果たすことも決定している。フジ系連ドラは『ドクター・ホワイト』(2022年1月期、カンテレ・フジテレビ系)以来3年半ぶりの出演。菅田とは映画『となりの怪物くん』、映画『アルキメデスの大戦』(2019年)で共演しており、三谷脚本作品には本作で初参加となる。
風呂須太郎(ふろす・たろう):小林薫
渋谷のジャズ喫茶「テンペスト」のマスター。
小林さんのフジ連ドラへの出演は『風間公親-教場0-』(2023年)以来、2年半ぶりのこと。
トニー安藤(とにー・あんどう):市原隼人
WS劇場の用心棒。こわもてで寡黙。
市原さんのフジ連ドラへの出演は『風間公親-教場0-』第1話(2023年)にゲスト出演して以来、2年半ぶりのこと。レギュラー出演は『カラマーゾフの兄弟』(2013年)以来、実に12年ぶりとなります。三谷さん脚本作品には、スペシャルドラマ『死との約束』(2021年/フジテレビ)、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(2022年/NHK)に出演しており、菅田さんとは、市原さん主演の連ドラ『ランナウェイ~愛する君のために』(2011年/TBS)で共演しています。
大瀬六郎(おおせ・ろくろう):戸塚純貴
交番勤務の純情警官。渋谷の風紀を見守る。
戸塚さんは、近年の出演作に『マルス-ゼロの革命-』(2024年/テレビ朝日)、連続テレビ小説『虎に翼』(2024年/NHK)、ドラマフィル『バレエ男子!』(2025年/毎日放送)、映画『ある閉ざされた雪の山荘で』(2024年)、映画『赤羽骨子のボディガード』(2024年)、映画『まる』(2024年)などがあります。
パトラ鈴木(ぱとら・すずき):アン ミカ
WS劇場のダンサー。後輩ダンサーたちの姉御的存在。
アン ミカさんは、『ワタシってサバサバしてるから』(2023年/NHK)、『イップス』第8話(2024年/フジテレビ)、『イグナイト-法の無法者-』第3話(2025年/TBS)、映画『ババンババンバンバンパイア』(2025年)、『君がトクベツ』(2025年)などに出演し、俳優活動も精力的に行っています。
毛脛モネ(けずね・もね):秋元才加
WS劇場のダンサー。シングルマザーで一人息子がいる。
朝雄(あさお):佐藤大空
モネの息子。秘めたる才能あり。
秋元さんは、舞台『国民の映画』(2014年 ※再演)、舞台『日本の歴史』(2018年、2021年)、映画『ギャラクシー街道』(2015年)、スペシャルドラマ『黒井戸殺し』(2018年/フジテレビ)、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(2022年/NHK)、舞台『ショウ・マスト・ゴー・オン』(2022年)など、数々の三谷さん脚本作品に参加している常連キャストです。
おばば:菊地凛子
案内所の女性。謎めくメッセージで久部を翻弄(ほんろう)する。
菊地さんは、三谷さん脚本作品には大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(2022年/NHK)以来、2度目の出演となります。
江頭論平(えがしら・ろんぺい):坂東彌十郎
八分神社の神主で樹里の父親。厳格に振る舞うが、実はとある女性ダンサーの追っかけをしている。
彌十郎さんは、三谷さん脚本作品には大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(2022年/NHK)、映画『スオミの話をしよう』(2024年)に出演しています。
うる爺(うるじい):井上順
WS劇場の客引き。話すことのほとんどは冗談。かつては漫談家としてステージに立っていた
井上さんは、三谷さん脚本作品には映画『ラヂオの時間』(1997年)、『3番テーブルの客』(1996年/フジテレビ)、大河ドラマ『真田丸』(2016年/NHK)に出演しています。
伴工作(ばん・こうさく):野間口徹
WS劇場の舞台監督。控えめな性格だが、仕事の出来る男。
野間口さんは、三谷さん脚本作品には初参加となります。
ジェシー才賀(じぇしー・さいが):シルビア・グラブ
WS劇場オーナー。ゴージャスな雰囲気をまとう。赤字続きの劇場にやきもきしている。
シルビア・グラブさんは、三谷さん脚本作品の常連で、『死との約束』(2021年/フジテレビ)、大河ドラマ『真田丸』(2016年/NHK)、同『鎌倉殿の13人』(2022年/NHK)などに出演。
乱士郎(らんしろう):佳久創
ジェシー才賀の秘書兼ドライバー兼用心棒兼愛人?
佳久さんは、元ラグビー選手という異色の経歴の持ち主。ラグビーの日本選抜メンバーに選出される活躍をみせたのち俳優へ転身。2022年に大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(NHK)へ出演し、2023年は『王様戦隊キングオージャー』(テレビ朝日)、『サンクチュアリ‐聖域-』(Netflix)などに出演。来年は、大河ドラマ『豊臣兄弟!』(NHK)に出演予定です。
浅野大門(あさの・だいもん):野添義弘
WS劇場支配人。劇場運営に日々てんやわんやしている。
野添さんは、24歳で劇団スーパー・エキセントリック・シアターの一員となり、舞台で活躍。バイプレーヤーとして、近年は、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(2022年/NHK)や連続テレビ小説『虎に翼』(2024年/NHK)ほか、ドラマや映画にも出演しています。
浅野フレ(あさの・ふれ):長野里美
大門の妻。やや情緒不安定。事務の一切を仕切っているが、さほど有能ではなさそう。
長野さんは、早稲田大学在学中から演劇に関わり、のちに第三舞台に参加。小劇場ブームを牽引(けんいん)する俳優として人気を博しました。三谷さん脚本作品には、舞台のほか、大河ドラマ『真田丸』(2016年/NHK)、『誰かが、見ている』(2020年/Amazon Prime Video)、『死との約束』(2021年/フジテレビ)に出演しています。
トンちゃん(とんちゃん):富田望生
劇団「天上天下」に所属する制作スタッフ。不器用で粗暴な久部をいつも心配そうに見守っている
黒崎(くろさき):小澤雄太
劇団「天上天下」の主宰者。久部の演出に対して激しく抗議するなど一触即発の関係。
小澤さんは、三谷さん脚本・監督の映画『記憶にございません!』(2019年)に出演しています。
彗星フォルモン(すいせい・ふぉるもん):西村瑞樹(バイきんぐ)
お笑いコンビ「コントオブキングス」を組む芸人。周りのアドバイスに聞く耳を持たない。
王子はるお(おうじ・はるお):大水洋介(ラバーガール)
フォルモンの相方。知的で品性を感じさせる芸人。横柄なフォルモンと好対照を成す。
仮歯(かりば):ひょうろく
ジャズ喫茶「テンペスト」の従業員。気弱で神経質。声が小さい。
大ブレイク中のお笑い芸人・ひょうろくさんは俳優としても精力的に活動しており、大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』(2025年/NHK)への出演も大きな話題に。
毛利里奈(もうり・りな):福井夏
WS劇場のモギリ。派手な服装を着てスナック菓子を食べながら働いている。
福井さんは、大河ドラマ『光る君へ』(2024年/NHK)などに出演しています。
ケントちゃん(けんちゃん):松田慎也
渋谷のスナック「ペログリーズ」のウェイター。言葉数は少ないが、意外と頼りになる。
松田さんは、舞台への出演が多く、舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』(2022~2024年)、『雨花のけもの』(2021年)、『男たちの中で』(2020年、2021年)などに出演しています。
いざなぎダンカン(いざなぎ・だんかん):小池栄子
WS劇場の看板ダンサー。この人物が第1話のストーリーに大きく関わることになる…。
小池さんは、舞台『子供の事情』(2017年)、映画『記憶にございません!』(2019年)、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(2022年/NHK)、『三谷幸喜「おい、太宰」』(2025年/WOWOW)といった作品に出演する、三谷さん作品常連俳優。
フジ連ドラには、主演した『新宿野戦病院』(2024年)以来の出演となります。
キャスト引用元 公式サイト
まとめ
菅田将暉さん主演「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」は三谷幸喜さんのオリジナル作品で原作ネタバレはありません。
三谷幸喜さんの半自伝的青春群像劇で、1984年の若者が中心だった渋谷を舞台にしています。
主演は菅田将暉さん、若いころの三谷幸喜さんを神木隆之介さん、ほかには二階堂ふみさん、浜辺美波さん、小林薫さん、菊地凛子さんなど主役級がズラリと並びました。
放送は2025年10月1日からフジテレビ系にて。
25年ぶりとなる民放GP帯連ドラ脚本となった三谷幸喜さんの半自伝劇。楽しみですね!

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