ばけばけ山根銀次郎モデルは前田為二で夫で離婚する?

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朝ドラ「ばけばけ」で高石あかりさん演じるヒロイン・松野トキ(まつの・とき)は、実家の貧乏生活を脱するために、婿を取る決意をしお見合いをします。

そのお見合い相手は、寛一郎さん演じる山根銀二郎(やまね・ぎんじろう)ですがモデルは前田為二さんと言う方で実在します。

今回は「ばけばけ」に登場する山根銀次郎モデルの前田為二さんについて史実をご紹介。トキのモデルの小泉セツさんの最初の夫(旦那)で離婚するのか?史実とともに、ドラマのネタバレも合わせてご紹介していきます。

目次

ばけばけ山根銀次郎とは?トキのお見合い相手で夫(旦那)となる!

山根銀二郎とは?トキのお見合い相手

朝ドラ「ばけばけ」で貧乏生活から抜け出すために、働き手となる婿を取る決意をしたヒロイン・トキ。

そんなトキのお見合い相手は山根銀次郎です。

それでは、寛一郎さん演じる山根銀二郎(やまね・ぎんじろう)についてご紹介です。

山根銀二郎は、あ鳥取・因幡の地で、貧しい足軽の家の次男として生まれ育つ。
極度の貧困のなか、厳格な父の教えに従いながら、武士としての矜持を忘れずに生きてきた。
時代が移り変わっても、その生き方は揺るがず、背筋を伸ばして毎日を過ごしていました。

ある日、縁あってトキとのお見合いに臨むことになる。

趣味は浄瑠璃や怪談話。読むのも語るのも好きで、物語の世界に触れているときが何よりの楽しみ。
硬派な見た目とは裏腹に、どこか風流で繊細な一面をのぞかせる人物。

怪談好きということで、トキと相性が抜群ですね♪

そんな山根銀二郎とお見合いすることになるトキでした。そんなトキと銀二郎のお見合いはどうなるのか?以降でネタバレをご紹介します。

1回目の失敗を反省し!髷を落として武士カラーを消す司之介たち

1回目のお見合いは、父の司之介と祖父がザ・武士!といういで立ちで登場し、相手がひいてしまい、失敗(+_+)速攻で断られてしまい、ショックのトキ。

以下の記事では父親の司之介の実在モデルについてご紹介しています。

ばけばけ父親・司之介のモデルは稲垣金十郎!無職は史実通り?

トキの足を引っ張る司之介たちを見かねて、雨清水夫妻がトキに提案したのは、「婿を迎える」のではなく、「自分が嫁に行ってはどうか」という選択肢でした。
そのほうが、トキにとっては穏やかで楽な人生になるかもしれない――そんな気遣いのある言葉でした。

けれど、トキの答えは揺るぎません。

「みんなで幸せになって、初めて“幸せ”なんです」

そう返す彼女の言葉は、まっすぐで優しく、その場の空気を静かに変えていきます。
そのやり取りを、父・司之介はそっと部屋の外から聞いていました。

数日後、トキの2度目のお見合いの日がやってきます。
司之介は娘の想いに応えようと、「トキを幸せにする」と心に決め、髷(まげ)を落として見合いの場に臨みます。

ところが、やってきた山根家の父子は、どちらも立派な髷姿(^^;そんなことって。

格好の違いに気づいた司之介は一瞬うろたえ、仲間の傳たちから「落ち武者」とからかわれる始末。
そんなやり取りに場が和み、お見合いの空気もほぐれていきます。

お見合いは成功!銀二郎は無事にトキの夫(旦那)となる!

その後、トキに向かって銀二郎は「清光院に行きませんか?」と誘いをかけます。
それは、芝居『松風』の舞台として知られる場所。

清光院を訪れた銀二郎は、怪談が好きだと照れくさそうに明かします。
その素朴で率直な言葉に、トキの胸はふわりと高鳴ります。

こうして縁談は無事にまとまり、山根銀二郎は髷を落として、松野家の婿入りを果たしました。

山根銀次郎モデルは前田為二で小泉セツの夫で離婚する?

そんなトキの夫となる山根銀二朗のモデルは、前田為二さんと言って、ヒロイン・トキのモデルの小泉セツさんの夫となった人です。

以下の記事では小泉セツさんの史実についてご紹介しています。

松野トキのモデルは小泉セツ!小泉八雲の妻で史実とは?

以降で、前田為二さんと小泉セツさんとの結婚の史実をご紹介していきます。

■結婚のきっかけ:前田為二との出会い

セツが結婚したのは18歳のとき。
相手は、因幡(現在の鳥取県東部)出身の旧士族・前田家の次男、前田為二。為二は当時28歳だったそうです。

たしなみ深く、浄瑠璃や近松門左衛門の作品に造詣が深い文化人肌の人物でした。

セツも、彼に勧められるまま近松作品を読み始め、文学や物語を通じて二人の距離は自然と近づき、つかの間の穏やかな夫婦生活が始まります。

■家の事情と、破綻の始まり

しかしその幸せは、長くは続きませんでした。

セツの実家である稲垣家は、当時すでに経済的に困窮しており、返済の目処が立たない借金を抱えていました。さらに、明治維新後の混乱もあり、養父・金十郎には安定した収入がなかったのです。

そんななか、稲垣家の“跡取り”として迎えられた為二には、周囲からの重圧がのしかかります
加えて、家の権威を守ろうとする養祖父・万右衛門は、旧士族らしい気位を保ち、為二に厳しく接していました。

▶︎ すべての責任が為二に…

周囲の目は次第に、「家計も家風も、すべて為二に任せられて当然」という雰囲気に。
精神的にも経済的にも追い詰められた為二は、ついにわずか1年ほどで家を出奔(しゅっぽん=逃げ出してあとをくらますこと。)してしまいます。

■セツ、大阪へ――夫を追っての旅

それからしばらくして、セツは大阪に為二がいることを知ります

時代は1880年代。女性一人での遠出は今よりずっと大変な時代。
セツは、明治17年に開通したばかりの大阪商船の日本海航路を利用し、松江から境港へ、そして何日もかけて大阪へ向かいます。

貧しい生活のなかで、旅費を工面するのも大きな苦労だったはず。それでも彼女は、「為二にもう一度戻ってきてほしい」という強い想いだけで旅に出たのです。

■拒絶と絶望、そして決意

ようやく大阪で為二と再会するも、彼は帰宅の申し出を冷たく拒絶したそうです

この冷たい現実に、セツは絶望し、一時は橋の上から身を投げようと考えるほど心を追い込まれます。

ですが――
彼女には、松江で自分を待つ養父母がいる。
自分の小さな稼ぎで、どうにか生活を支えている家族の姿が思い浮かび、セツは踏みとどまり、松江へ戻ることを決意します。

この一連の出来事が、セツという人の芯の強さと責任感の深さを浮かび上がらせる出来事でした。

前田為二のその後

ちなみに、その後、前田為二は後年、商売に成功したことがわかっています。

おそらく商売の才能があった方えだったのかもしれません。しかしそんな為二にとっても、借財にあえぐ稲垣家の状況は辛いものだったんだと思います。

■その後:人生の再出発と八雲との出会いへ

離婚は当時の日本社会では今よりもずっと大きな偏見を伴いました。
それでもセツは、その後も懸命に生き、数年後、英語教師として来日していた小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)と運命的な出会いを果たします。

彼女の人生は、為二との結婚がなければ、また違ったものになっていたかもしれません。
挫折と再生の物語は、彼女の人間性と強さを映し出す、忘れてはならないエピソードです。

ばけばけ山根銀次郎のネタバレ!史実と同じで離婚するの?【閲覧注意】

このように、婿に入り、一家の負債をすべて背負って辛い思いをして逃げだしてしまった前田為二さんをモデルにした銀二郎ですが、朝ドラ「ばけばけ」では、どのように描かれるのでしょうか?以降で、ネタバレをご紹介していきます。重要なネタバレになる可能性があるので、知りたくない人は閲覧注意です。

仲睦まじく暮らすトキと銀二郎!しかしトキが職を失う

トキと結婚した銀二郎は荷運びの仕事について、懸命に働き、トキとも仲睦まじく過ごしていました。

深夜になるとトキは銀二郎が語る怪談に聞き入っていました。しかし、一か月後に、稼いだお金のほとんどを借金取りが持って行き、その時初めて、松野家に深刻な借金があること知ります。

そんな中、経営が悪化していた雨清水家の織物工場は閉鎖となり、トキは仕事を失ってしまいます。松野家の収入が減り、危機感を感じた銀二郎は、遊郭の客引きなどいくつもの仕事を掛け持ちして、昼夜問わず働き続けました。

遊郭で働く銀二郎を責める勘右衛門

するとある夜、遊郭の客引きをしていたところを勘右衛門と司之介に見つかってしまいます。勘右衛門に家の格が下がると責めたてられます。「格を気にしている場合ではありません」と反論したものの「恥をさらして得た金など松野家にいらぬ」と言われてしまいます。

銀二郎はトキに、どこかの街で2人で暮らさないか?と言います。しかし、即答できないトキでした。

ついに出奔!連れ戻しに行くトキ

そして翌朝・・・銀二郎は出奔してしまいます。

その後、銀二郎の東京の住所を、銀二郎の父親から聞いた勘右衛門はトキに教え「跡取りを連れ戻して参れ」と言います。

トキは松江を出て、東京の本郷にたどり着き、銀二郎に再会。

銀二郎は出奔したことを謝罪したものの、松江のトキの実家には帰れないと言います。

夫よりも家族を選んで離婚するトキ

トキは「また一緒に暮らしたい」と思いを伝えますが銀二郎は「2人じゃだめだろうか?」と言います。

銀二郎は東京でトキと一緒に暮らしたいと言います。そして銀二郎はトキが東京に残ってくれるために、東京でのデートを楽しみます。

しかし・・・トキは家族を捨てることができずに、1人で松江に戻ってくるのでした。

こうして、わずか1年たらずで離婚してしまう史実通りのネタバレでした。

山根銀二郎役のキャスト俳優は寛一郎で二世俳優で大物の息子!

✅基本プロフィール

  • 名前:寛一郎(かんいちろう)

  • 生年月日:1996年8月16日

  • 出身地:東京都

  • 所属事務所:ユマニテ

家族構成もすごい

  • :俳優・佐藤浩市

  • 祖父:伝説の名優・三國連太郎

三代にわたる俳優一家で育ち、「いつかは自分もこの世界へ」という強い意志を秘めていたそうです。

■2017年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』

  • 東野圭吾原作の同名小説を映画化した『ナミヤ雑貨店の奇蹟』で存在感を発揮

  • この作品で第27回日本映画批評家大賞・新人男優賞を受賞。

■その翌年には快進撃

2018年公開の『菊とギロチン』で見せた演技が高く評価され、

  • 第92回キネマ旬報ベスト・テン 新人男優賞

  • 第33回高崎映画祭 最優秀新進男優賞

など、演技派としての地位を確立していきます。

🎥主な出演映画

2020年代に入り、次々と話題作へ出演。特に以下の作品は要チェックです。

作品名 公開年 備考
ナミヤ雑貨店の奇蹟 2017年
菊とギロチン 2018年
月の満ち欠け 2022年 幻想的な人間ドラマ
2023年 北野武監督作品
せかいのおきく 2023年 時代劇に挑戦
身代わり忠臣蔵 2024年 コメディ要素も話題に
プロミスト・ランド 2024年6月 杉田雷麟とW主演
シサㇺ 2024年秋予定 初の単独主演作

🔍 注目作:「シサㇺ」はアイヌ民族との関係を描いた深い人間ドラマ。主演:寛一郎×監督:中尾浩之で話題です。

📺テレビドラマ出演歴

映画だけでなく、ドラマでも多彩な役どころをこなしています。

タイトル 放送年 役名・補足
鎌倉殿の13人(NHK大河) 2022年 若手実力派として抜擢
ばけばけ 2025年春 山根銀二郎役(朝ドラ)
HEART ATTACK 2025年春 ウミン役
べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~ 2025年 富本午之助役
グランメゾン東京(SP) 2024年冬 芹田公一役(話題作への参加)
  • 映画『そこにきみはいて』(共演:福地桃子)で生と死をテーマにした難役を演じたことが高評価。

  • 国際的にも注目されており、『爆弾』がヘルシンキ国際映画祭に出品されるなど、世界の舞台でも活動中。

  • 2025年春ドラマ『HEART ATTACK』出演

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