ばけばけ銀次郎とトキの離婚理由を史実とネタバレを比較して紹介！

NHK朝ドラ『ばけばけ』で貧乏生活から脱するためにヒロインの松野トキは山根銀二郎（やまねぎんじろう）とお見合いして結婚しますが、トキは後に国際結婚することがわかっているので離婚することになると思うのですが一体なぜ？その理由とは？

本記事では連続テレビ小説「ばけばけ」でトキと銀次郎ドラマの展開と史実の関係、そして離婚の理由について深掘りし、銀次郎とトキの“今後”までを徹底考察します。真相を一緒に紐解いていきましょう。

ばけばけで銀次郎とトキの離婚までの今後のネタバレとは？

「ばけばけ」でトキと銀次郎のお見合いから結婚まで！

朝ドラ「ばけばけ」では貧乏な実家を救うために、婿を取るためにお見合いをすることにしたトキ。1回目は、無事を貫く父親と祖父を見て相手がドン引きし、失敗してしまいます(+_+)

📷#ばけばけオフショット

緊張のお見合いシーン。
撮影中は皆さんで和やかに談笑しながら、盛り上がっていました。#髙石あかり #酒井大成 #菰池剛史 #岡部たかし #小日向文世 #堤真一#ばけばけ pic.twitter.com/emdowdqtEs

— 朝ドラ「ばけばけ」公式 放送中 (@asadora_bk_nhk) October 8, 2025

せっかくのイケメンなのにもったいないことをしました。しかもトキは何も悪くありません。

しかし、宇清水家の傳たちに、あの父親たちだと婿を取るのは厳しいのでは？嫁入りしてみたら？と言われたものの「一人で幸せになってもつまらない」と返し、あくまで、実家で婿を取る決意をするトキ。

そして二回目のお見合いに挑むトキ。

今度のお見合い相手は髷を結っていました。
山根銀二郎（やまね ぎんじろう）役は、#寛一郎 さんです。

今度こそ、祝言は決まるのでしょうか。#ばけばけ pic.twitter.com/qY2FmslKwY

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銀二郎について史実など詳しいことは以下の記事でご紹介しています。

ばけばけ山根銀二郎モデルは前田為二で夫で離婚する？

しかし、2回目のお見合い相手・銀次郎とは、父親の司之介が落ち武者になったから？その場が和みます。

人を幸せにする武士とは。
司之介さんなりに考えた末の、散切り頭。

トキを笑顔にしてくれた、司之介さんの覚悟でした。#岡部たかし#ばけばけ pic.twitter.com/U2H8ChgW4f

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そして銀二郎が怪談好きであることがわかり、意気投合したトキと銀次郎！

ラブラブ新婚生活から一転！松野家の多額の借金を知る銀二郎

なのか、お見合いは成功！無事に結婚した2人。

こうして、松野家での新婚生活がスタートします。

最初は、トキと銀二郎は仲良く、ラブラブ新婚生活を送っていました♪

深夜になるとトキは銀二郎が語る怪談に聞き入っているような幸せな時間を過ごしていた2人。

ところが、結婚から約1か月後、思いがけない現実が二人を襲います。

銀二郎が懸命に働いて得た賃金の大半が、借金取りによって持ち去られてしまったのです。そのとき初めて、銀二郎は松野家に多額の借金があることを知り、愕然とします。

ってか・・・教えていなかったの？それは詐欺では・・・銀二朗が可哀想すぎる展開です。

トキの職場が職を失い更に厳しい生活が！銀二郎は３つの仕事を掛け持ち！

さらに追い打ちをかけるように、トキが働いていた雨清水家の織物工場が経営難で閉鎖され、彼女も職を失います。家計の支えが一気に崩れ、生活は一気に厳しくなっていきました。

生活を立て直すため、銀二郎は昼も夜も働き詰めの日々を送るようになります。中でも、夜には遊郭の客引きの仕事まで引き受けるようになり、３つの仕事を菅家餅。それは「家族のため」という一心からでした。

遊郭の客引きの仕事を責められた銀二郎はついに出奔

しかし、ある晩その働きぶりが仇となります。客引きの現場で義父の勘右衛門と父の司之介に見つかってしまうのです。勘右衛門は、「家の格が下がる」と激しく銀二郎を非難します。銀二郎は「格よりも生活が大事です」と必死に訴えますが、「恥をさらして得た金など、松野家には不要だ」と突き放されてしまいます。

やがて銀二郎は、トキに「どこか遠くの町で2人でやり直さないか」と提案します。

銀二郎はトキのことが好きだったことがわかるシーンですね。

しかしトキはすぐに答えを出すことができませんでした。そして翌朝、銀二郎は突然家を出て、姿を消してしまいます。いわゆる出奔（しゅっぽん）です。

家のために懸命に働いていたのに、稼ぎのない勘右衛門に責められて・・・銀二朗が不憫です。家を出て行ってしまっても仕方ありません。

銀二郎を追って東京の本郷に行くトキ！そして離婚に

トキは残されたまま、深い戸惑いと寂しさを抱えます。しばらくして、銀二郎の父から東京・本郷の住所を知らされた勘右衛門は、トキに「跡取りを連れ戻してこい」と命じます。トキは意を決して松江を離れ、東京へ向かいます。

本郷での再会。トキは銀二郎と向き合い、「もう一度一緒に暮らしたい」と気持ちを伝えます。銀二郎も謝罪の言葉を口にし、「2人だけで新しい暮らしを始めたい」と願いを伝えます。2人は東京の街でデートを楽しみ、久々の心の交流を取り戻したように見えました。

しかし、トキの決意は揺るぎませんでした。家族を見捨てて2人だけの幸せを選ぶことは、彼女にはできませんでした。最終的にトキは、銀二郎のもとを離れ、ひとり松江へ帰っていきます。

こうして、ふたりの結婚生活はわずか1年足らずで終わりを迎えます。別々の道を歩む決断は、切なくも、トキの強さと覚悟がにじむ選択となったのです。

【離婚理由はなぜ？】銀次郎とトキの切ない展開！実家が大切すぎたから？

一生懸命働いたのにヒドイ仕打ちを受けた銀二郎

離婚の最初のきっかけになったのが、銀二郎の出奔（しゅっぽん）です。

３つの仕事を掛け持ちして、懸命に家のために文句を言わずに働いていました。

それなのに、お金を稼いでこない、祖父は、遊郭で働いている銀二郎をひどく責め、稼ぎの少ない父親の司之介も、銀二郎を庇うこともできない状況。

心身共に追い詰められていきますよね(+_+)

しかしトキのことが好きだから、トキと離れたくないからと、トキと一緒に実家を出て行こうと、最後の望みをかけて思いを伝えたのに、その思いを受け入れてもらなかった銀二郎。逃走して当然の展開でした。

トキと2人で暮らしたい銀次郎と実家が一番大切なトキ

しかしその後、トキが銀次郎を追いかけて東京に行き再会。ここでトキの言動次第では、離婚しない道もありました。

やはりトキのことが好きな銀次郎は、トキに2人で東京で暮らそうと言います。

しかし・・・銀二郎のことが好きだったトキですが、実家の家族と銀二郎を天秤にかけると・・・家族が勝ってしまったんですね。

銀次郎が可哀想すぎるーーーー。家のために、辛い労働をさせるために婿入りさせて、ヒドイ仕打ちを受けて、最終的には、落とされる。

離婚した後、せめて幸せになってほしいと願うだけ・・・という展開です。

トキが実家を選ぶ背景にある“女性の時代意識”とは

明治時代後期は、男女問わずに「家の存続」を背負わされる時代でもありました。その中でトキは、夫婦二人での新生活よりも、「家族を守る」という使命を優先します。

この背景には、次のようなトキの考え意識が見られます：

• 借金を背負ってでも実家を支えたいという責任感

• 家族との絆を人生の中心に置く考え方

それ以上に普段の生活から、家族が大好きなトキが、好きな男性よりも、家族を選んでしまった切ない展開だったと思います。

このような描写は、単なる恋愛ドラマを超えて、「女性の意思と選択」を描く大きなテーマにつながっています。

【史実ベース？】トキと銀次郎の離婚は実在したエピソードか

銀次郎とトキにモデルは存在する？史実との違いを解説

「ばけばけ」のトキと銀次郎には、以下のような実在モデルが存在します。

史実では、セツと為二は1880年代に結婚し、1年足らずで別れています。離婚の原因は、実家の借金や生活の圧力により、為二が家を出奔したためです。

小泉セツ、18歳での結婚と離婚までの道のり――文学で結ばれた夫婦の現実

小泉セツが結婚したのは、18歳の若さでした。お相手は因幡（現在の鳥取県東部）出身の旧士族・前田家の次男、前田為二。当時、為二は28歳で、年齢差は10歳。教養に優れた人物で、特に浄瑠璃や近松門左衛門の作品に深い理解を持つ文化人肌の男性でした。

文学好きのセツにとって、為二との出会いは知的好奇心を刺激されるものでした。彼のすすめで近松作品を読み始めるようになり、自然と心の距離が近づいていきます。やがて二人は夫婦となり、静かで穏やかな日々を共に過ごすようになりました。

しかし、その平穏は長く続きませんでした。

経済的重圧と家庭内の軋轢――破綻の始まり

セツの実家・稲垣家は、結婚当初から経済的に苦しい状況にありました。借金は膨らむ一方で、返済の見通しも立っていません。明治維新後の混乱期という時代背景も重なり、養父・金十郎は安定した職に就けず、収入も不安定でした。

そんな中で婿として迎えられた為二には、家計の立て直しという重責がのしかかります。さらに、旧士族としての誇りを強く持つ養祖父・万右衛門は、家の威厳を守ることにこだわり、為二に対して厳しく接しました。

周囲の目も次第に変わっていきます。

「この家のすべては為二が背負って当然だ」

という無言のプレッシャーが、為二の肩にのしかかるようになります。経済的な不安と精神的な孤立――その両方に押しつぶされる形で、為二は結婚からわずか1年ほどで家を出てしまいました。突然の出奔（しゅっぽん）は、セツにとって青天の霹靂だったに違いありません。

大阪へ――すがるような想いで夫を追った旅

為二が姿を消してからしばらく経った頃、セツは彼が大阪にいるという話を耳にします。時代は1880年代。今とは違い、女性が一人で遠方へ旅をすることは、非常に勇気がいる行動でした。

それでもセツは、迷わず旅立ちを決意します。明治17年に開通したばかりの大阪商船の日本海航路を使い、松江から境港、そして大阪まで、何日もかけて向かいました。旅費を用意するだけでも大変な時代。

それでも彼女は、ただひとつの願い――「為二に帰ってきてほしい」――その思いだけで、困難な旅に身を投じたのです。

再会の拒絶と、死を選ぼうとした瞬間

ついに辿り着いた大阪で、セツは為二と再会します。しかし、その再会は希望とはほど遠いものでした。

セツの「一緒に帰りましょう」という言葉に対し、為二は冷たく首を振ります。期待していた答えが返ってこなかったことで、セツの心は崩れ落ちます。あまりの絶望に、橋の上から身を投げようとするほど追い詰められたと伝えられています。

しかし――そのとき、彼女の心に浮かんだのは、松江で自分を待つ養父母の存在でした。わずかな収入で何とか日々を支えている家族の姿が頭に浮かびます。

「私がいなくなったら、この家族はどうなるのだろうか」

その思いが、セツを思いとどまらせました。

家族のもとへ戻る決意――女性としての強さが示された瞬間

再び自分の足で立ち上がったセツは、大阪から松江へ帰ることを決意します。夫の愛は得られなかったかもしれません。しかし、家族を見捨てることはできなかったのです。

この一連の出来事は、彼女がただ傷ついた妻である以上に、強い責任感と家族愛を持った女性であったことを物語っています。

小泉セツは、たった18歳で結婚し、1年足らずで離婚を経験しました。しかし、その過程で見せた「諦めない心」と「誰かのために生きる強さ」は、後に彼女が歩む人生にも大きな意味を与えることになります。

離婚理由の史実との違いとは？

経済的重圧

ドラマでは史実のように経済的な重圧もあったと思いますが、最後の決め手は、祖父から、遊郭の仕事について、ひどく責められたからです。

史実でも、旧士族としての誇りを強く持つ養祖父・万右衛門は、為二に対して厳しく接していたことがわかっていますが、史実の資料などを見ると、経済的なプレッシャーが、出奔してしまった、逃げ出してしまったメインの理由だと思われます。

2人で暮らしたい！2人の相思相愛は違う？

ドラマでは、松野家を出たいものの、トキとは一緒にいたい銀二郎が、トキに2人で一緒に暮らそうと二度行っています。（現在分かっているネタバレでは）

しかし、史実では、大阪にいた為二を迎えに来た、小泉セツさんに為二さんは、冷たい態度を取ったそうです。

松野家だけでなくセツさんにも見切りをつけて、逃げたことがわかります。

ドラマでは史実と違い、トキと銀二郎がお互いを思っているのに、別れることになる、2人の恋愛関係が描かれているところが史実とは大きく違うと思いました。

【トキと銀次郎の今後】再会の可能性や展開予想まとめ

離婚後のトキの道はどう描かれるのか？

トキの離婚後の人生は、「自立」と「再出発」をテーマにしたドラマ展開が予想されます。物語の中盤までは、家族のために必死に働き、借金を背負う重圧の中で銀次郎とともに苦楽を共にしていたトキ。しかし、夫婦としての歩みが断たれた今、彼女の生き方は大きな転機を迎えます。

理由は明確です。史実モデルである小泉セツも、離婚を経てからの人生で大きく飛躍しているからです。例えば、セツは1880年代、夫の前田為二と別れた後、数年のうちに小泉八雲と出会い、再婚へと至りました。この事実からも、ドラマにおいてトキの再婚や新たな出会いが描かれることはわかります。

視聴者が注目すべきは、トキの「何を選ぶか」ではなく、「どう生きるか」に焦点が移っていくという点です。恋愛や家庭といった枠を超え、彼女自身のアイデンティティの確立が大きなテーマになるはずです。

今後の展開で描かれそうなポイントをまとめると、以下のようになります：

• 家族の借金返済のため再び働き始める

• 女性としての職業的自立に挑戦する

• 新たな人物との再会や再婚の可能性

• 東京での経験をもとに視野が広がる描写

つまり、離婚は単なる別れではなく、トキの成長を描くための「始まり」になるのです。

銀次郎が再登場する展開はある？脚本家の狙いを予想

銀次郎が今後のエピソードで再び登場する可能性は、決して低くありません。なぜなら、脚本上の構造として「出奔した夫との再会」は、再構築か別れの再確認という強力なエモーショナル展開を生むからです。

さらに、史実に基づく場合、前田為二（銀次郎のモデル）は商売で成功したという記録が残されています。つまり、再登場する際には“変化した銀二郎”として描かれる余地があるということです。

以下に、脚本的に想定される銀次郎再登場の予想をまとめてみました！

こうした再登場が脚本に組み込まれる理由は、感情の対比を描くためです。つまり、過去のトキと現在のトキの「変化」を際立たせる装置として銀次郎を使う可能性が高いと考えられます。

脚本家の意図としては、「2人の関係性を美化せず、でも否定せず、成長の一部として描く」ことに重きを置いていると予測できます。