東京水上警察は実在する？モデルや元ネタとは？

佐藤隆太さん主演のフジテレビの火曜ドラマの「新東京水上警察」って本当にあるの？モデルや元ネタはあるのでしょうか？東京湾を舞台にしたスケール感あふれる警察ドラマだけに、「モデルになった組織・期間が実在するのか」「架空なのか？」「どこまで現実に近いのか」が気になるところです。

今回はでは、かつて存在した東京水上警察署の歴史や、現在の水上安全課の実態をもとに、ドラマ設定のリアルさを徹底検証。

さらに、五港臨時警察署や登場人物の役職がどこまで実在制度を参考にしているのか、ロケ地や撮影手法の再現性まで詳しく紹介します。読後には、“フィクションの中に息づく現実の東京”をより深く味わえるはずです。

東京水上警察は実在する？モデルや元ネタとは？

 実在した「東京水上警察署」とその沿革

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⛴️『新東京水上警察』10月期火9ドラマ【フジテレビ公式】(@suijo_keisatsu)がシェアした投稿

「新東京水上警察」は小説が原作のフィクションですが、実際に「東京水上警察署」という組織が存在・実在していました。

以下の記事ではドラマの紹介をまとめてあります！

新東京水上警察 原作ネタバレ結末！犯人・黒幕の正体とは？

題材となっている「水上警察」は、現実にも存在した警察組織です。かつては「東京水上警察署」という独立した署が設置されており、2008年まで東京湾や隅田川の治安維持を担っていました。

その後、組織改編により統合され、現在は「警視庁東京湾岸警察署・水上安全課」としてその役割を引き継いでいます。

なので実在する組織がモデル・元ネタとなっています。

モデル・元ネタの現在の「水上安全課」制度と警視庁の水上対応

現在の東京湾には、警視庁「水上安全課」という部門が存在します。

警視庁 東京湾岸警察署 水上安全課
警備艇

水上安全課は警視庁の中で唯一警備艇を保有している警察署です。
主に湾岸署が管轄する東京湾内や都内の河川において人命救助、警戒警備、水上パトロールなどを行っています。
今年行われるオリンピックに備え、水上面からサポートしています。 pic.twitter.com/GANBL8RngV

— きりしま (@katori93cp) February 15, 2020

この課は、海難救助や水上パトロール、違法操船の取り締まりなどを行っています。
この水上安全課は、湾岸署や臨海署と連携しながら活動しており、ドラマのような“独立した水上署”ではありません。しかし、捜査艇の運用や、潮流・風速を考慮した航行判断など、専門知識を持つ職員が所属している点は共通しています。

引用元：引用サイト

実際の配備艇は20隻以上にのぼり、レインボーブリッジ付近やお台場エリアなど、主要水路を中心に24時間体制で警備にあたっています。これらのリアルな活動が、「新東京水上警察」の設定に深く影響していることは間違いありません。

1-3. 本作が“水上署復活”という設定を選んだ背景

フジテレビがこの作品で「水上警察署」を舞台に選んだ理由は、海上を舞台にした警察ドラマが近年ほとんど存在していなかったことが挙げられます。
公式サイトによると、「陸では見えない東京のもう一つの顔を描く」というテーマが掲げられており、オリンピック後の東京湾を象徴的に扱う狙いがあったと考えられます。

加えて、過去に実在した水上署の存在や、近年増加する港湾犯罪の現実が企画背景として反映されています。視聴者に「もし再び水上署が設立されたら？」という想像を促す設定は、現実の社会問題と密接にリンクしています。

ドラマ「新東京水上警察」の世界観と演出のリアル度

4-1. 登場人物たちの役職・階級は現実にもある？

登場キャラクターの役職や階級設定は、実際の警察制度に基づいたリアルな構成です。
ドラマでは「強行犯係の係長」や「海技職員」といった表現があり、これらは現実の警視庁や地方警察でも使われている役職と一致します。

ドラマ内の人物設定はフィクションとしての脚色はあるものの、警察内部の役職・職種の構造に忠実に作られており、設定の整合性は非常に高いです。

4-2. ドラマに登場する施設・乗り物・用語の現実性チェック

ドラマ内に登場する用語や装備の多くは、実際の警察や水上保安機関が使用しているものに基づいています。
設定としては派手な演出が多いものの、「警備艇」「海上パトロール」「水上安全課」といった用語は、現実の水上治安業務でも使われている専門用語です。

• 警備艇：各地の港湾警察で実際に配備。ドラマでも「複数の船を走らせての追跡シーン」が描かれています。

• 海技職員：海技士若しくは小型船舶操縦士を持つ者が水上警察に従事。山下美月さん演じる有馬礼子が担当。

• シーチェイス：ドラマ用語として映像に迫力を与える演出ですが、実際の現場でも不審船の追尾などで起こり得る事態です。

用語と装備の多くは現実を踏まえており、視聴者が「フィクションでも信じられる」世界観づくりがなされています。

 海上保安庁や消防との連携はどう描かれている？

劇中では海上保安庁や湾岸署など他機関との連携が描かれ、リアリティを高める重要な要素となっています。
水上事件の捜査では単独行動よりも、警視庁、海上保安庁、東京消防庁との連携が不可欠であり、現場の特性を反映した設定です。

• ドラマでは「湾岸署」が水上署の“ライバル”として登場。実際の現場でも、複数の所轄署が協力・競合するケースが存在します。

• 火災・海難事故・転覆などの場面では、消防や救助隊との連携が必要。劇中でも事件内容によって他機関が関わる描写が含まれると思われます。

連携描写はドラマをよりリアルに見せる要素であり、水上治安の現実的課題に近づけた工夫がされていると思います。

海技職員役の山下美月の1級船舶免許取得が話題に！

山下美月さんは、ドラマ「新東京水上警察」で船の運航と海難救助の専門職「海技職員」・有馬礼子役を務めています。

そんな山下美月さんが、ドラマのために1級船舶免許取得したことが話題になっています。

「新東京水上警察」インタビュー🚢
山下美月が1級船舶免許取得✨

🔻前編https://t.co/HlYkdHUwy1

裏話に佐藤隆太・NEWS加藤シゲアキ驚き💨
山下「スタッフさんもすごくびっくりしていらっしゃって、事務所の人たちも大慌てでした」@suijo_keisatsu @mizuki_staff @Shige_no_hitori pic.twitter.com/zw34GoJgSU

— モデルプレス (@modelpress) October 4, 2025

◆ 山下美月が“事務所にナイショ”で船舶免許を取得

山下は、撮影開始の約2か月前、他の仕事を抱える中で突然「自分で港に電話した」と明かしています。

「正式なオファーを聞いた時点で時間がなくて、事務所にも何も言わずに近くのハーバー（港）に電話したんです。船の勉強をしなきゃと思って」（山下）

彼女のこの“即行動”に、共演の佐藤隆太と加藤シゲアキも驚愕。
加藤が「そんな行動力ある人、なかなかいない」と語れば、佐藤は「もう船長だね」と太鼓判を押しました。

◆ 撮影現場では本物の操縦を担当！

ドラマ内では30人近いスタッフ・共演者を乗せた大型船を自ら操縦。
本人いわく、当初は「怖くて手が震えた」とのこと。

「共演者の命を預かってると思うと怖かったです（笑）。でも“広い海で事故は起きない”と加藤さんに言われて、少し安心しました」

とはいえ、現場では安全のため専門スタッフが常駐。
それでもカットの多くで、実際にハンドルを握るのは山さん下本人だったそう。
佐藤は「美月ちゃんの操縦は見事。頼れる船長」と絶賛しています。

◆ 文系出身でも挑戦した“計算地獄”

1級船舶免許の学科では、潮流計算や航海図の読み取りなど、理系的要素が必須。
「分度器やコンパスを小学生以来に触った」と笑いながら語る山下。
文系出身ながら、2日間で安定走行をマスターする集中力を見せました。

◆ 1級船舶免許とは？

山下が取得した「1級小型船舶操縦士免許」は、外洋航行（世界一周を含む）も可能な最上位資格。
操縦できる船舶の総トン数・航行距離・出力制限すべてが国内免許の中で最大です。
彼女は「海外でも船を運転してみたい」と語る一方で、
「まずは車を買いたい（笑）」と26歳らしいリアルな願望も口にしていました。

「新東京水上警察」の舞台裏：撮影地とロケのリアルを探る

撮影で使用された実際の施設・港・橋はどこ？

実際の東京湾岸エリアを使ったロケが数多く行われ、臨場感ある映像表現に成功しています。
レインボーブリッジ、東京湾、都内河川が映像に多く登場する可能性が高く、現実の景観とリンクすることで説得力が増しています。

ロケーションの選定が東京の実景と合致しており、視聴者が場所を特定しやすい点も魅力になっています。

5-2. ロケ地としての東京湾岸エリアの魅力と課題

東京湾岸は「水陸の複合ロケ」が可能な希少なエリアで、ドラマ制作における臨場感と多様性を両立できるスポットです。
都市的景観と自然水域が隣接しているため、多彩な背景での撮影が可能で、アクションから静的シーンまで幅広く対応できます。

• 湾岸エリアは倉庫群、物流拠点、住宅街、観光地などが交差し、シチュエーションに幅が出ます。

• 撮影においては船舶の動線確保やドローン撮影の安全管理といった技術的な課題も同時に発生しています。

複雑な地形と背景を活かすロケ地の選定は、リアルな世界観の再現と映像的な迫力を支える重要な要素になっています。

 制作陣のコメントから読み解く「リアルとフィクションの境界線」

制作側は「ドラマらしさ」と「現実性」のバランスに細心の注意を払っており、視聴者に“ありそうでない”世界を体験させる工夫が施されています。
演出面では派手なシーンが多くありますが、職業考証や現場取材の成果が随所に反映されています。
水上警察という題材は現実の水上安全課にヒントを得ており、架空の「署」として再構築されています。

• 制作スタッフはドローン、複数艇の同時操縦など、テレビドラマでは前例のない挑戦を重ね、臨場感を追求しています。

リアリティとフィクションの“ちょうどよい境界”を保ちながら描かれた世界観は、視聴者の没入感を高めるために精緻に計算されているのでは？と思います。

「新東京水上警察」から見える今後のドラマトレンド

6-1. 刑事ドラマにおける「海×警察」という新ジャンルの可能性

「海×警察」の組み合わせは、これまでの警察ドラマとは一線を画す新ジャンルとして注目を集めています。
刑事ドラマといえばビル街・車・拳銃というイメージが定着していますが、海を舞台にすることで“舞台装置”に斬新さが加わります。

• ドラマ紹介にもある通り、日本連ドラ史上初の「水上警察」を全面に打ち出した構成となっています。

• シーチェイス、船上アクション、港の追尾など、地上の舞台では不可能な展開が可能です。

このように、水上を舞台とすることで、ドラマのジャンル展開に新たな可能性が生まれ、今後類似作品が増える可能性も十分にあります。

6-2. 水上警察という題材が描く多様な社会問題

「水上治安」というテーマは、密輸、海難、違法投棄など、陸上では扱いづらい社会問題を可視化できる切り口となります。
海上は“法の目が届きにくい領域”であり、監視体制の課題や国際的な問題ともつながっているからです。

• 過去には東京湾での不審船通報や貨物船での密輸事件が報道されています。

• 海上ゴミ問題や事故の未報告など、グレーゾーンが多いのも現実です。

こうした背景をもとにドラマが社会課題へ目を向けることで、視聴者の意識にも変化を与える可能性があります。

6-3. 視聴者の反応とSNS上の考察まとめ

SNSではドラマの斬新な設定やアクション描写が好評になる可能性があり、考察やロケ地探しといった二次的な楽しみ方も広がっています。
視覚的な派手さや現実に基づいたキャラクター構成が、リアル志向の視聴者にも響いているからです。

X（旧Twitter）ではすでに予告などの「海の臨場感がすごい」「橋の下の撮影場所はどこ？」といった投稿が増加中。

• 山下美月さんの操縦シーンに対し、「リアルに船の資格を取ってるのでは？」というコメントも話題に。

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SNS上の盛り上がりは、ドラマの訴求力と話題性の高さを示しており、今後の放送回に対する期待感も高まっています。