昭和62年に放送された黒柳徹子さんのお母さん・黒柳朝さんがモデルのヒロインの朝ドラ「チョッちゃん」が令和の現在再放送中です!戦争時代に突入し、佐藤慶さん演じる主人公の蝶子の父親・北山俊道(きたやま としみち)が危篤の知らせが入り、なんと死亡してしまいます(+_+)その死因のすい臓がんですが、史実通りなのでしょうか?
今回は「チョッちゃん」のお父さんの俊道のネタバレと死因についてネタバレやモデルの史実をご紹介していきます。
チョッちゃん俊道の死因のすい臓がんだった
朝ドラ「チョッちゃん」とは?
1987年に放送されたNHKの連続テレビ小説『チョッちゃん』は、昭和の前半を生き抜いた黒柳徹子さんの母親の黒柳朝さんの実話を元にした物語です。
NHK BS 09/07 08:00 【連続テレビ小説】チョッちゃん(121) #nhkbs https://t.co/68xzxWNmQZ
— NHK BS (@NHK_BS1) September 6, 2025
黒柳朝さんは波乱に満ちた人生を送りながらも、子どもたちを力強く育てた女性でした。
そんな黒柳朝さんの人生が描かれたエッセイ「チョッちゃんが行くわよ」が原作となっています。
初回視聴率の36.8%そして、最高46.7%と言う高い数字を記録した人気作品で、2002〜2003年にかけてBS2で再放送されていました!
昭和初期、北海道・滝川で育った蝶子は、自然豊かな環境の中で明るく育ち、女学校卒業後、東京へ音楽を学びに進学し、叔父のもとに下宿。バイオリニスト・岩崎要(演:世良公則)と出会い、熱烈なアプローチを受けて、結婚。そしてあっと言う間に3人の子供を出産します。
長女の加津子のモデルはもちろん、黒柳徹子さん!
加津子が小学校で問題を起こし、退学の危機に。蝶子は娘の個性を大切にし、教育環境を変えることを選びましたがこれはベストらセラーになった黒柳徹子さんの著書『窓ぎわのトットちゃん』のエピソードと重なる展開で、SNSでも大きな話題になりました。
チョッちゃん俊道とは?ヒロイン蝶子の父親
そんな朝ドラ「チョッちゃん」のヒロインの父親が北山俊道(きたやまとしみち)です。
俊道は開業医で自宅で町の医師として働いていました。
少し気難しい印象の俊道でしたが・・・実は蝶子が大好き♪蝶子が音楽の学校に入るために、東京行きを決意した時に大反対したんも、いろいろな理由を並べていましたが、蝶子と離れるのが寂しかったようで。。。強引に家を出てしまった蝶子。そして寂しそうにしている俊道さんでした。
ちなみに蝶子の母親を演じているのは由紀さおりさん。
由紀さおりさん演じるクリスチャンで、気難しい印象の俊道と違っておっとりしている少し天然?っぽい女性。
女学校で問題を起こして、学校に呼び出されたりしたときも、俊道に怒られないように、うまく学校の校長先生と話をしていて、実は天然のふりをした策士!?という一面も。
蝶子のことで、みさによく八つ当たりをしていた俊道は、少し子供っぽいところもある印象ですが、蝶子のことを心配しているからなんだうよね。
そんな俊道ですが・・・なんと危篤と言う知らせが東京に住んでいる蝶子に入ります。
俊道の死因のすい臓がんだった
11月、俊道(佐藤慶)危篤の知らせを受け、蝶子(古村比呂)と泰輔(前田吟)たちは、滝川へ帰る。みさ(由紀さおり)に病名を聞くと、すい臓がんだった。なぜ教えてくれなかったのか、と蝶子が聞くと、俊道が知らせるなと言ったという。加津子(藤重麻奈美)が俊道の傍で俊継(服部賢悟)に絵本を読んで聞かせていると、俊道が「蝶子」と声をかける。俊継に蝶子を呼びに行かせると、俊道は蝶子と要の様子などの会話を交わして
引用元:公式サイト
俊道が危篤との知らせを受けて、実家の北海道の滝川に、加津子と俊継の2人を連れていきます。
そこですい臓がんだったことを知らされる蝶子。
俊道はおそらく心配かけたくなかったのか?蝶子が息子の雅紀を亡くしたばかりだということもあったからなのか?知らせないように家族に言っていたのでした。
確かに、まーちゃんが死亡して、要が出征。そして父親がガンなんて・・・悪いことばかり続く蝶子。試練が続きますね。
ちなみに要さんのネタバレについては、以下の記事でご紹介しています
チョッちゃん要さんは戦争でどうなる?戦死か戻ってくるかネタバレ
そして俊道と再会した後、俊道はそのまま死亡してしまうのでした(+_+)
もちろん悲しい出来事ですが、最後にかわいがっていた孫に会わせてあげられて、蝶子の顔を見せてあげられたのは良かったのかもしれません。
更に戦争が激化してしまったら、対面は果たせなかったかもしれません。
俊道のモデルは門山周通で死亡については史実通り?
俊道のモデルは門山周通で医師だった!
そんな突如死亡してしまったヒロインの俊道ですが、蝶子のモデル・黒柳朝さんの父親・門山周通(かどやましゅうつう)さんがモデルだと思われます。
門山周通さんも医師でした。
「チョッちゃん」の原作となった「チョッちゃんが行くわよ」でも父親が医師であったことなど、家族について描かれていました。
朝さんが音楽を学ぶために、東京に行くことを告げると、東京の学校に行くことは認めるものの、音楽を学ぶことには反対されたそうです。
東京に行くこと自体に反対をしていたドラマとは少し違いますが、この時代だったので医師のもとにお嫁に行かせようと思っていたそうです。
死亡については史実通り?
そして父親の死亡については、「チョッちゃんが行くわよ」でも描かれていました。
ドラマと同様に戦争が激しくなり、朝さんの夫が出征し、その後、父親が死亡したという連絡が入り、朝さんが父親の葬儀に出席するために、北川に行く展開でした。
そこがドラマとは少し違いますね。
その後、戦争が激化してきて、朝さんは、戦争時代を子供たちを1人で支えていくために、青森・諏訪ノ平へ疎開してたくましく生きぬいていく展開です。
なんと青森・諏訪ノ平を疎開先に決めたのは、朝さんたちが北海道行きの電車の中で出会った、ある農家のおじさんがきっかけ。なんと偶然出会って少しお話をしただけの、おじさんを訪ねて、疎開させてください!!とお願いしたんです。
すごい行動力ですよね?!そこで行商をしたり町で働いて、生計を立てていくことになります。
チョッちゃんで父親の俊道役は佐藤慶!現在とは?
そんな蝶子の父親・俊道役の俳優さんは、佐藤慶さんです。
生涯を貫いた“異端”の名優──佐藤慶とは
佐藤慶さんは、1928年12月21日生まれ。福島県会津若松市出身で俳優・ナレーターとして活躍。
佐藤慶さん只今出演中!【BS】午前7:15 【連続テレビ小説】#チョッちゃん(5)
生前の出演番組はこちら
「土曜ドラマ 松本清張シリーズ 天城越え」ほかhttps://t.co/T0ier4skMm#佐藤慶※予定変更・地域で別番組の場合あり
— NHKアーカイブス (@nhk_archives) March 27, 2025
1950年代から2000年代後半にかけて、日本映画とテレビドラマ界において強烈な個性を放ち続けた存在であり、特に“陰のある悪役”や“孤高の人物像”を演じさせれば右に出る者がいないと言われた名優です。
福島県立会津工業高校の染織科を卒業後、一時は市役所に勤務していましたが、地元の新劇団体での演技にのめり込み、職を辞して上京。
1952年、名門「俳優座養成所」に第4期生として入所します。同期には宇津井健や仲代達矢、佐藤允らがおり、のちに“喜八一家”として岡本喜八作品に出演する面々も多く名を連ねました。
デビュー当初から、その端正で無機質な風貌と深みのある声、演劇的な演技力が注目され、大島渚監督作品をはじめとする“アングラ系”映画で存在感を発揮。晩年に至るまで、俳優としての「人間を深く掘り下げる」姿勢を崩すことなく、多くの名作に出演し続けました。
主な出演映画作品(抜粋)
佐藤慶の映画出演数は 実に190本以上。特に以下の作品は、彼の演技力が存分に発揮された代表作として知られています。
| 年代 | 作品名 | 監督・特徴 |
|---|---|---|
| 1960年 | 『青春残酷物語』 | 大島渚監督/暴力性と若者の虚無感を描く異色作。佐藤はヤクザ役で出演。 |
| 1964年 | 『鬼婆』 | 新藤兼人監督/戦国の農村を舞台にしたサスペンス。第1回パナマ国際映画祭で主演男優賞受賞。 |
| 1971年 | 『儀式』 | 大島渚監督/日本の家制度と政治を風刺。佐藤は家長の重厚な役で主演。キネマ旬報主演男優賞受賞。 |
| 1981年 | 『白日夢』 | 性描写が大きな話題に。愛染恭子との共演。 |
| 2009年 | 『カイジ 人生逆転ゲーム』 | 最晩年の出演。兵藤和尊役で登場し、堂々たるラスボスぶりを見せた。 |
🏆 受賞歴
・パナマ国際映画祭 主演男優賞(1965年『鬼婆』)
・キネマ旬報 主演男優賞(1971年『儀式』)
・紀伊國屋演劇賞(1980年)
主なテレビドラマ出演(抜粋)
テレビドラマでも佐藤慶は異彩を放ち、NHK大河ドラマや必殺シリーズ、サスペンスドラマなど多ジャンルで活躍。
大河ドラマ
| 年 | タイトル | 役名 |
|---|---|---|
| 1965年 | 『太閤記』 | 明智光秀 |
| 1970年 | 『樅ノ木は残った』 | 伊達兵部 |
| 1983年 | 『徳川家康』 | 武田信玄 |
| 1993年 | 『炎立つ』 | 坂上田村麻呂/源頼義 |
| 2007年 | 『風林火山』 | 清胤(最晩年の出演) |
他の主な出演作品
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『白い巨塔』(1967年版)…財前五郎役を重厚に演じ、同名映画版とは異なる暗い個性で話題に。
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『大都会PARTII』(1977年)…刑事・深町行男役でシリアスな味を加えた。
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『ほんまもん』(2001年)…連続テレビ小説においても安定の演技で貫禄を見せる。
現在・最期と遺作
そんな気になる佐藤慶さんの現在ですが、2010年5月2日、肺炎のため東京都内の病院で亡くなっておられます。享年81歳でした。
遺作となったのは、映画『カイジ 人生逆転ゲーム』(2009年公開)で、ラスボス・兵藤和尊役を威厳たっぷりに演じ、スクリーンに最後の爪痕を残しました。

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