BSで再放送中のNHK連続テレビ小説・朝ドラ「チョッちゃん」で行商の女性「よねさん」こと土田よね役のキャストは根岸明美さんですが現在とは?
朝ドラ「チョッちゃん」で行商のおばさん・土田よね役の根岸明美さんについて、プロフィールや現在の活動について紹介します。
【チョッちゃん】よね役は根岸明美!豊満な肉体が人気で黒澤映画にも出演!
プロフィール
根岸明美さんは1934年3月26日、東京麻布の生まれです。
高校中退後の1948年、日劇ダンシングチームの6期生に入団!
母親の美代子さんは、戦前に宝塚少女歌劇団(現・宝塚歌劇団)の宝塚歌劇団9期生の元タカラジェンヌだったんですよね。
そして1953年、映画『アナタハン』で主演デビューを果たします。
戦時中の「アナタハンの女王事件」をジョセフ・フォン・スタンバーグ監督が映画化しオーディションで根岸明美さんは抜擢されました。
ジル・ドゥルーズがその「シネマ1&2」の中で唯一、日本人俳優の<クロース・アップ>(感情イメージの結晶化)をとりあげている。アナタハン島の悲劇を映画化したジョセフ・スタフバーグ監督「アナタハン」(53)でオーディションによる映画主演デビューした日劇ダンシングチーム出身の根岸明美さんの… pic.twitter.com/6dYzVLptFH
— 金秀𠮷の映画塾 (@DdhUJ7oJwx5iXA0) March 9, 2025
166cmと大柄で豊満でありながら引き締まった体格で人気を集めた根岸明美さん!
しかし「肉体派女優」と思われることを嫌い、演技に磨きをかけていき、黒澤明作品にも「赤ひげ」「どですかでん」などに出演。
映画「魔子恐るべし」で主演
映画「魔子恐るべし」では主演を務めています。
3/26は根岸明美さんのお誕生日。(1934−2008)
日劇ダンシングチームで活躍中の1953年、スタンバーグ監督の抜擢により『アナタハン』に主演し映画デビュー。以後、黒澤明監督作品をはじめ
多彩なジャンルの映画・テレビドラマに出演されました。『魔子恐るべし』(鈴木英夫監督/東宝/1954年) pic.twitter.com/b1vcIPDtVs
— 銀杏座 (@theatre_ginkgo) March 26, 2025
特技は西洋舞踊で、俳優の山田真二さんとは家族ぐるみで交友があったそう。
山田真二さんの姉である舞踏家の山田奈々子さんは、根岸明美について自己流で生きている面白い人であったと評していたそうですよ!
またNHKのスタッフの方の話では、撮影が押して待ち時間が長くなっても気さくに話をしてくれたとか。
日劇ダンシングチームのこと、黒澤明作品出演時のことを語ってくれ、気付くと7時間も話していたが、全く長く感じなかったとか。
根岸明美さんの良き人柄を感じさせるエピソードですね。
チョッちゃんよね役の根岸明美の現在とは?
そんな根岸明美さんの出演作品は以下です。
出演作品【映画】
アナタハン(1953)
赤線基地(1953)
さらばラバウル(1954)
魔子恐るべし(1954)
33号車応答なし(1955)
獣人雪男(1955)
あすなろ物語(1955)
生きものの記録(1955)
驟雨(1956)
暗黒街(1956)
婚約三羽烏(1956)
妻の心(1956)
嵐の中の男(1957)
わが胸に虹は消えず 第一部(1957)
わが胸に虹は消えず 第二部(1957)
どん底(1957)
花嫁三重奏(1958)
東京の休日(1958)
名もなく貧しく美しく(1961)
キングコング対ゴジラ(1962)
親分を倒せ(1963)
眠狂四郎女妖剣(1964)
赤ひげ(1965)
おれについてこい(1965)
怪談 蛇女(1968)
(秘)女子大生 妊娠中絶(1969)
でんきくらげ(1970)
しびれくらげ(1970)
どですかでん(1970)
遊び(1971)
女囚701号 さそり(1972)
女生きてます 盛り場渡り鳥(1972)
不良姐御伝 猪の鹿お蝶(1973)
やさぐれ姐御伝 総括リンチ(1973)
女囚さそり 701号怨み節(1973)
鴎よ、きらめく海を見たか めぐり逢い(1975)
はつ恋(1975)
危険な関係(1978)
オリオンの殺意より 情事の方程式(1978)
もっとしなやかに もっとしたたかに(1979)
絞殺(1979)
もう頬づえはつかない(1979)
遠雷(1981)
軽井沢夫人(1982)
父と子(1983)
細雪(1983)
落陽(1992)
マーシーの禁断! お嬢様学園危機イッパツ(1993)
出演作品【ドラマ】
ザ・ガードマン(TBS・大映テレビ室)
第169話「結婚式大泥棒」(1968年)
第177話「女猫宝石泥棒」(1968年)
第193話「葬式強盗団」(1968年)
第241話「生まれたわが子はお化けの赤ちゃん」(1969年)
第245話「何が幽霊屋敷に起こったか」(1969年)
第254話「マンションは女の戦場」(1970年)
第269話「団地奥さんがスターになる方法」(1970年)
第274話「妻の浮気は死を招く」(1970年)
第291話「バクチで稼ごう!団地奥さん」(1970年)
第310話「女子学園スキャンダル殺人」(1971年)
第316話「うるさい奥さんをうまく殺す方法」(1971年)
火曜サスペンス劇場(NTV系)
「虚構の空路」(1987年12月、大映映像)
「密閉島」(1988年8月、日本映像)荒川役
「森村誠一の怒りの樹精」(1992年1月、日本映像)
NHK連続テレビ小説には「チョッちゃん」と「青春家族」に出演。
現在とは?
「チョッちゃん」出演の1987年当時は53歳くらいでした。
その後、1993年くらいまでは女優としてドラマ映画に出演していたようです。
気になる現在ですが、残念ながら2008年3月11日に卵巣がんのため川崎市の病院で亡くなっています。
享年73歳でした。
チョッちゃんで行商のおばさん・土田よねとは?
朝ドラ「チョッちゃん」とは?
2025年3月から10月にNHKBSで再放送されている「チョッちゃん」の主演は古村比呂さんで、黒柳徹子さんの母さんの天真爛漫な半生をモデルに描いた物語です。
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連続テレビ小説「#チョッちゃん」
あすから放送再開✨
\昭和を駆け抜けた黒柳徹子さんの母の半生がモチーフ
第85回からお楽しみいただけます!📺毎週月曜~土曜 [BS]午前7時15分
【再放送】毎週日曜 [BS]午前8時00分 (1週間分6話連続)▼番組HPhttps://t.co/68xzxWNmQZ#nhkbs #古村比呂 pic.twitter.com/fkwotmdI1u
— NHK BS (@NHK_BS1) July 20, 2025
北海道・滝川に生まれ、大自然の中で自由に育った北山蝶子(古村比呂)。父の反対を押し切って音楽学校に進んだ蝶子は、天才バイオリニストの岩崎要(世良公則)と運命的に出会う。やがて蝶子は要と結婚し、2人の子どもの母に。戦時色が濃くなる中、さまざまな困難をも天真らんまんに乗り越え、成長していく蝶子の半生を明るく描いた作品。
引用元:NHKサイト
北海道滝川の女学校時代からスタートした「チョッちゃん」ですが、音楽大学に入学するために上京。
そして結婚相手の要と出会い、熱烈なラブコールを受けて結婚し、三人の子供のママになりました。
長女の加津子のモデルは、黒柳徹子さんであることは有名な話ですね!
物語は後半に進むと長男が病死、そして兄は事故死と悲しいことが続きます。
戦争が激化し夫の要は出征してしまい、蝶子は母親と娘息子を連れて青森に疎開することになったのです。
終戦を迎えるも、なかなか東京に戻れず青森での生活が続きます。
行商のおばさん・土田よねとは?
そんな蝶子が出会うのが、行商の女性・よねで、根岸明美さんが演じます。
145話から147話まで3回にわたって登場します。
蝶子(古村比呂)は洋服の仕立て直しの看板を掲げやる気満々、一方泰輔(前田吟)は相変わらず覇気がない。蝶子が外で火を起こして料理していると、行商のよね(根岸明美)が声をかける。弁当を作る暇がなかったので、行商に行ってる間に米を炊いておいてほしい、と言う。炊いてやると、お礼と言って少額置いていき、また頼めるかと聞くので、引き受ける。どんどん仲間が増えて行くので、よねには商売にしたらどうだと提案され…。
引用元:公式サイト
戦争が終わったことで疎開先の青森で仕事を失ってしまった蝶子。
そんな蝶子がお金を稼ぐために、食堂を開く、きっかけになる人物です。
なんと行商に行っている間にお米を炊いてほしいと言われ、困惑しながらも快く引き受けた蝶子。
すると・・・そのお礼にお金をもらい、たびたびお米を炊いてあげるように。すると今度はよねの行商の仲間のおばさんたちが、集まってきて、自分にも炊いてほしい!と頼んできます。
そもそも、行商のおばさんってそんなに儲かるの?と驚く展開でした。
家族で生きていくために、大変な戦後の中、蝶子はどうやってお金を稼いでいくのか?見逃せない展開になりそうですね!
まとめ
今回は「チョッちゃん」でよね役の根岸明美さんについて紹介しました。
映画「アナタハン」に出演し注目を集め、黒澤明作品にも度々登場した女優・根岸明美さん。
2008年で病気で亡くなっており享年73歳でした。
間もなく最終回を迎える「チョッちゃん」ですが、新たなキャラよねの登場でさらに注目が集まりそうですね!

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